2024/07/12 09:14

**日本政策金融公庫**は、国が100%出資する金融機関で、以下の3つの事業で構成されています。

1. **国民生活事業**: 主にスタートアップや個人事業主、中小零細企業向けの融資を担当しています。個人事業主や零細企業に寄り添った融資制度を提供し、セーフティネットとしての役割も果たしています。
2. **中小企業事業**: 年商10億円を超える中堅・大企業向けの長期事業資金を融資しています。融資規模が大きく、中小企業の近代化や流通機構の合理化を支援しています。
3. **農林水産事業**: 農業・水産業に対する事業を担当しており、農林漁業者への融資業務や経営改善の支援を行っています。

日本政策金融公庫は、特に民間の金融機関では補いきれない部分を補填する側面が強く、個人事業主や零細企業に対する融資を行っています。また、新型コロナウイルス感染症や災害に対応した貸付や返済の相談窓口も提供しています。 融資を受けるか否かの検討材料として、日本政策金融公庫の役割や特徴をご活用ください。

日本政策金融公庫の平均年収は**847万円**で、2023年3月期のデータに基づいています。この平均年収は、非常に高い水準であり、他の金融業界の平均年収を上回っています。役職別の年収も以下の通りです:

- 事務職: 1-4年目で350-450万円
- 業務職: 5-12年目で450-800万円
- 上級業務職: 13-17年目で850-1,000万円
- 課長クラス(管理職): 18年目以降で1,000-1,300万円
- 部長・支店長クラス(上級管理職): 25年目以降で1,300-1,800万円以上

日本政策金融公庫は、高い人気を誇る金融機関であり、転職市場でも注目されています。中途採用も積極的に行っており、正しい選考対策を行えば転職可能です。