2024/06/23 07:04
金は、長い歴史を持つ貴重な金属であり、さまざまな役割を果たしてきました。以下に金の歴史の一部を紹介します。
1. 古代から中世へ:
- 紀元前14世紀のアマルナ文書には金が言及されています。
- 旧約聖書にも金が頻繁に登場し、創世記2:11(ハビラの地)、黄金の子牛の物語などがあります²。
2. 日本の金の歴史:
- 日本における金の歴史は、749年に現在の宮城県桶谷町付近で金が確認されたことから始まります。
- 同じ時期に建立された東大寺の大仏にも金メッキが使われ、約150kgの金が使用されたとされています。
- マルコ・ポーロは「東方見聞録」で日本を「黄金の国ジパング」と紹介しました³。
3. 近代の金の歴史:
- 第二次世界大戦後、金は発展した経済圏での通貨としての役割を失いました。
- 1971年にアメリカが金本位制を終了し、ブレトンウッズ通貨制度が崩壊しました。
- ブレトンウッズ制度では、ドルが金と固定され、他の通貨はドルに対して固定されたが調整可能な為替レートを持ちました。
金は、その美しさと輝きから歴史を通じて重要視されており、政治や世界的な出来事とともに役割が変化してきました。